ヌルヌルとした独特の成分を持つのがフコイダンというものだそうです。海藻の表面などにあるようです。
フコースという単糖類を主成分としているそうです。多糖類で食物繊維の一種だそうです。海藻の中でも、昆布、わかめ、もずく、ひじきといった褐藻類というものに含まれているそうです。
フコイダンは海藻が潮の流れや衝撃で傷ついたときに修復してくれたり、周囲の微生物に食べられないように自分自身を守っているそうです。
もずくはフコイダンを含むものとして有名ですが、その中でも沖縄もずくというのはフコイダンの含有量が高いそうです。
フコイダンというのは、「免疫システム」を助ける働きがあるそうです。体内は加齢、活性酸素、ストレスなどによって免疫力は徐々に低下してしまうそうです。弱っているところにウイルスが入ってくると病気になってしまうそうです。
フコイダンというのは、細菌に感染した細胞を死滅させる働きを持つNK細胞の活性を高める作用を持っているそうです。血液中のコレステロールや中性脂肪を抑える働きもあるそうです。
独特のヌルヌルというのがフコイダンの持つ硫酸基の特徴だそうです。このヌルヌルが胃の粘膜を保護しているそうです。そしてピロリ菌などを吸着して体外に排出してくれるそうです。ピロリ菌というのは胃の弱った部分にくっついて増殖するそうです。胃潰瘍や胃癌などの原因となる菌だそうです。
さらに、すでに炎症を起こしている部分にも働きかけて、修復してくれる作用もあるそうです。フコイダンの一種であるU-フコイダンというのは、アポトーシスに働きかけて、がん細胞を死滅させる働きがあるそうです。癌の治療に効果的という報告があるそうです。